小学校受験における、受験勉強の合間の息抜きの大切さ
小学校受験は、まだ未就学のお子様が一生懸命お勉強し、合格のための一定のラインを超えなければなりません。
中学受験・高校受験・大学受験とそれぞれ大変さは違いますが、小学校受験には上記の大変さが加わります。
そのため、親としては少しでも長く、たくさんお勉強をしてほしいと思うことは当然です。
また、一番親の言うことを聞くであろう時期も、この「小学校受験」ですから、基本的には親の管理のもとお勉強時間や内容もコントロールすることとなります。
ただし、お子様はロボットではありません。
「やりなさい」といってもやりたくない気分のときもあるでしょう。
「集中しなさい」といって集中したら苦労はしません。
そんなときは無理をせず、休憩時間や息抜きをさせていただきたいと思います。
「そんな事を言っても、試験時間の間は集中してもらわないと困る・・」
そんな声も聞こえてきそうですが、確かにそれはごもっともですし、時間や集中力を意識してトレーニングする時期は入試直前には必要でしょう。
ただ、それ以上に、そしてそれ以前に大切なことは、”根本的な理解”です。
”小さなお子様に小手先は通用しない”ということは何度も書いてきましたが、お勉強(ペーパー)に関しても同様です。
学校にもよりますが、小学校受験は絶対に抑えておかなければいけない分野・知識・思考があります。
そのベースがあって初めて、学校別のトレーニングを上乗せしていきます。
根本的な理解がなく制限時間を気にしたり、勉強時間の長さだけを気にしても全く効果がないといってもいいでしょう。
「たくさんやらせた」「時間を意識して解いている」という大人の自己満足だけとなってしまいます。
集中力が続かないときは無理をせず、”本や図鑑”を見たり”折り紙”を折ったり”塗り絵”や”パズル”をしたりしてみましょう。そして、お子様がそれらに集中しているときは、決して声を掛けたり妨げることのないように気をつけましょう。
こういったお勉強以外のことに対する集中力をつけることは大切です。何にも集中できないということは、ゆくゆくはお勉強にも集中できないでしょう。
ただし、息抜きの仕方は工夫しましょう。上記で本や図鑑・折り紙を挙げたのは、一見息抜きに見えてお受験に関係してくるものです。
これらを上手く組み込めば、一見息抜きでもお受験勉強に生きてきます。
(あ、でもたまには外で遊んだり、好きな遊びをしたり、本当の息抜きも忘れずに・・)
当塾でも、息抜きを上手く利用しています。
幼児期のお子様は、30分、1時間と椅子に座りお勉強をしていると、やはり疲れが体に出てきます。お子様の目を見ればすぐに分かります。
通常の集団授業の場合、合間に行動観察を入れたり、面接の練習を入れたり、違うことを挟むことで適度に息抜き代わりとしていますが、個別カリキュラム授業となると、それぞれのお子様に合った弱点補強となるため、ペーパーならペーパーばかり、制作なら制作ばかりとなってしまいます。
そうなると、1時間~90分集中し続けていただけるのが一番ありがたいですが、毎回毎回それができるお子様はそうはいらっしゃいません。(小学生だって難しいですよね?)
疲れていても、嫌がっていても無理やりやらせるというのも一つの方法なのかもしれませんが、小学校受験自体を嫌になってしまったり、ひいてはお勉強が大嫌いになってしまうということは一番避けたいと考えています。
そこで、合間に少しだけインターバルをとり、今まで取り組んでいたことと違うことをしていただきます。ただ、内容は実は上記に書いたようなお受験に繋がることばかりです。
”折り紙”は巧緻性や線対称のお勉強に。
”パズル”は集中力と全体把握と最後までやり抜く力、たまに複数のお子様たちで敢えて一緒のパズルを行っていただくことで行動観察の練習にもつなげます。
”塗り絵”や”お絵かき”は制作に。筆力を高める訓練にもなります。
”本や図鑑”はペーパーのお勉強に繋がることは言うまでもありません。
制作ばかり練習していたお子様には、敢えて”点図形”などを行っていただくこともあります。点図形も、線をしっかりと正確に書くこと、そして形によっては制作に繋がるので、実は対策だったりするのです。
このように、違うこと・欲を言えば逆のことをしていただき、左脳を使っていたお子様には右脳を、右脳を使っていたお子様には左脳を使っていただくことで、驚くほどリフレッシュし、目の輝きが戻ってきます。
そうなれば、またもとのお勉強に集中していただきます(この間、ほんのわずかではありますが)。
このように取り組みながら、少しずつ集中時間を増やしていきます。
高校生だって、大人だって疲れたときにダラダラと勉強しても身につくはずがありません。
体の小さなお子様は尚更です。
当塾は少人数指導かつ、それぞれのお子様を性格まで把握した上でしっかり見ていますので、そのような柔軟な対応が可能となっています。
インターバルを上手に取り込むことによって、取り組む間の質を高めれば吸収が全く違います。
ただ時間をやり過ごすか、身につけることに重点を置くのか、どちらが良いかは一目瞭然です。
お子様にとっては休憩のように見えますが、実は広い視野で見るとしっかりと対策となっていますので、お子様が折り紙を持って帰ってきても、一見お勉強と違うことをやったと聞いてもどうぞご安心ください(笑)
逆に、「関係ないことを授業中にやらせて(怒)」とお考えになる保護者様は当塾は向いていらっしゃらないでしょう。
当塾はご入会時に「当塾の方針に賛同いただけること」ということを確認させていただいております。それが入会テストであり、ご賛同いただける方のみご入塾いただいております。
それは、やはりご家庭と塾とができるだけ同じ考えや方針を共有できていなければ、お子様が混同してしまうと同時に、子供は大人が思っている以上に親の気持ちを感じ取りますので、自然と塾や塾の先生へのリスペクトが無くなり、塾でのお勉強に取り組む姿勢や授業態度に影響してきます。
そういった意味では、複数の塾に通わせるときは十分に注意が必要です。
最後に、幼児期のお子様の集中力はどの程度なのか、調べてみました。
(Yahooで「幼児 集中力 時間」と検索)
すると、「年齢+1分」というのが目安だと出てきました。
想像以上に短くて驚きますね。
流石に、当塾はそんなに短いお勉強時間にすることもインターバルを入れることもできません。
そちらも併せてご了承くださいね(笑)
ですが、お子様の集中力は本来とても短いものなのだと理解した上で取り組むことはとても大切だと理解しておくと、大人と子供の双方にとって、ストレスが少なくなることでしょう。
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